MSYS2によるプログラミング環境の構築
最新の統合開発環境をストレスなく動作させるには、相応のマシンスペックが要求されます。
ネットブックや数年前に発売されたパソコンだと、処理に時間がかかりすぎてしまい、モチベーションを維持することは難しいでしょう。
今回は、統合開発環境をインストールせずに、CやC++などのプログラミング言語の勉強や、ちょとしたツールの作成などができる環境を、MSYS2を使って構築していきたいと思います。
前提条件
本記事の作成に、ノートパソコン[Let's note S10 CF-S10CU9DS](2011年製)を使用しました。
スペックは以下のとおりです。
- OS:Windows 10 Pro (64bit)
- CPU:Intel Core i5 2520M (2.50GHz)
- メモリ:8GB
- SSD:128GB
MSYS2のインストール
01.MSYS2のインストーラをダウンロードします。
以下のサイトにアクセスし、ご使用になられているパソコンのOSに合うインストーラをダウンロードします。
MSYS2公式サイト(新規タブで開きます)
ご使用になられているパソコンのOSが32bitの場合
[msys2-i686-20161025.exe]をダウンロードします。
ご使用になられているパソコンのOSが64bitの場合
[msys2-x86_64-20161025.exe]をダウンロードします。
※本項目では64bit版のインストーラをダウンロードして進めていきますが、32bit版と手順は同じです。
02.インストーラを起動し、[次へ]ボタンをクリックします。
03.インストール先フォルダを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
04.そのままで、[次へ]ボタンをクリックします。
05.インストールが完了するまで待ちます。
06.[MSYS2 64bit を実行中。]のチェックを外して、[完了]ボタンをクリックします。
以上でMSYS2のインストールは終了です。
次の項目ではMSYS2のパッケージの更新の手順について説明します。